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【駐在妻の本音】フィリピンで駐在妻になって良かったこと10選|しんどい中で見つけた希望と気付き

こんにちは!ななです😊

フィリピンでの駐在妻生活を始めて約半年。この半年間はしんどいことも、思わず涙が出るような瞬間も多くありました。

でも振り返ってみるとそんな日々の中にも希望や気付きが確かにありました。今回は駐在妻になって良かったこと10個を正直に書いてみたいと思います。

これから海外生活を始める方や、同じ駐妻として頑張っている誰かの励みになれば嬉しいです。

思いがけず生まれた「自分時間」

日本で暮らしていた頃、私の毎日はやることでいっぱいでした。

朝から晩まで家事、仕事、人付き合いに追われて気付けば夜。

何かをこなすだけのような日々で、自分の心の声に耳を傾ける余裕なんてありませんでした💦

でもフィリピンで駐在妻として暮らすようになりふと気づいたのは「今日何をしてもいいんだ」という不思議な自由さ。

最初はその空白に戸惑ったり空虚感があったけれど、それが少しずつ「ブログを書いてみようかな」「新しいことに挑戦してみようかな」へと変わっていきました。

自分のペースで過ごせるって心のリズムが整っていく感じがして心地良いんですね✨

今ではこの時間が、私にとっての大切な軸になっています。

「絆が試される」じゃなくて「夫婦の絆が育つ」日々

海外生活って非日常の連続だと思っていたけれど、実際には想像以上に“日々の積み重ね”の連続でした。

言葉も文化も違う国で暮らすというのは、些細な買い物の一つや、道を歩くだけでも緊張したり不安になったり。

そんな時に頼れるのはやっぱり夫だけで。でもその頼るという感覚がいつの間にか支え合うに変わっていった気がします。

例えばマーケットなどで買い物をするとき。

「この値段高くない?ぼったくり?」「隣とか他の店も見てから決めようか」そういったやり取りを通して自然と2人で判断する感覚が育ってきました。

また、ネットで注文したものが届かなかったり今日来るはずの業者が来ない…なんてことも日常茶飯事ですが「じゃあどうする?」と一緒に調べて、動いて、乗り越える。そういう協力の積み重ねが思っていた以上に心の支えになっています。

そして私たちは韓国人と日本人の国際夫婦。フィリピンという異国に暮らすなかで、フィリピン文化だけでなく、日韓の価値観の違いにも直面することが多々あります。

違いに戸惑うこともたくさんあるけれど、だからこそ「彼はどう思っているか」「私はどうしたいか」を話し合う時間が自然と増えました。

日本で暮らしていたときには当たり前すぎて気付かなかった“なんでもない会話”や“ちょっとした協力”。今ではそれこそが私たちにとって一番大切なものになっています。

異国での暮らしは、時に孤独で、不安で、想定外の連続だけどだからこそ感じられたこともある「一緒に生きてるな」と思えるこの感覚。

海外生活が、私たち夫婦にとっては絆を育ててくれる時間になっています。

「当たり前」って、実は奇跡だった

日本にいた頃は、コンビニに行けば欲しいものが手に入るし、水は飲めるし、夜一人出歩けるし、トイレはどこでもキレイ。電車とかも時間が決まっているものは時間通りで、宅配も正確。(日本の凄い所を挙げだしたらキリがないです笑)

でもフィリピンに来て、

✅時間通りじゃないのは当たり前

✅宅急便が届く日が“何日か後”になるのは当たり前で届かないことやぼったくられたことも

✅レストランで注文したものが来ない(来ても違う)

✅水道水が飲めないし料理にも使えない、シャワーの水圧が弱すぎる

こちちらも挙げだしたらキリがないほどのハプニングやカルチャーショックが日常にある暮らしの中で、改めて日本のインフラの素晴らしさやサービスの丁寧さに気付かされました。

ただ同時に、完璧じゃない生活の中で「完璧じゃなくても生きていける」ことも実感。

日本基準の当たり前って当たり前ではなくて、本当はとってもありがたいことで奇跡だなと。そこに甘えすぎてたな…って思いました😢

文化の違いに戸惑っても、救われるフィリピンの方のあたたかさ

正直に言うと、フィリピンでの生活に戸惑うことは今でもあります。日本では「こうあるべき」と思っていたことがここでは通用しない。

そのギャップに思っていた以上にストレスを感じたり、自分の小ささに落ち込んだり…。でも、そんなふうに心が疲れたときに何気ないフィリピンの方たちの優しさに救われる瞬間があります。

例えばスーパーで困っていたとき「Are you okay?」と笑顔で声をかけてくれた店員さん。ヨガに行くと必ず満面の笑顔で声をかけてくれるお姉さんたち。

マンションのガードマンが毎朝「Good morning!」と元気に声をかけてくれる、そのたった一言だけで心がふっと軽くなったり。言葉は通じなくても気持ちってちゃんと届くんだなって思います。

「合わない」と思っていたはずの国で、人のに触れあたたかさに触れるたびに涙が出そうになることさえあります。文化や習慣は違っても、「人としてのやさしさ」は世界共通なんだってフィリピンに来て身に染みて感じています。

世界が広がり、価値観が柔らかくなった

日本では常識やマナーもなんとなく共有されているから気付かないないうちに「これが普通」「それはおかしい」と決めつけていることが多かったと思います。

でも海外では、

✅自分の常識が“非常識”に見える瞬間

✅全く違うルールや価値観で生きている人たちとの出会い

が日々の中にあります。

例えば約束の時間に遅れてもニコニコしている人。日本ならきっと「失礼・迷惑」と思われるますが、フィリピンでは「まぁそのうち来るよね」みたいな空気がある。

それを目の前で何度も見るうちに「これはただの違いなんだ」と思えるようになりました😊その瞬間、自分の心が少しゆるむのがわかりました。

それがすごく心地よくて「こうじゃなきゃダメ」から「そういう考え方もあるね」に変われた気がしています!

健康的な生活に!運動が習慣になった

日本にいた頃、運動は週1回の筋トレで満足していました。運動は必須と考えていた私ですが、時間がどれだけあっても週に何回もジムに来ることは無いと考えていたし、ほぼ毎日ジムに行く人たちを不思議に思っていました。

そんな私が、今では週4〜5日もジムやヨガに通うように!!!😲自分でも本当に驚いています。

例えば、私はヨガ、有酸素運動、筋トレをゆるく少しずつ続けています。それを積み重ねていくうちに身体が軽くなり心も前向きになっていくのを実感しています!

フィリピンに来てからは自分と向き合う時間が増えました。日本ではなんとなく毎日が忙しくて、仕事や人間関係、予定に追われてばかり。

でもこちらでは時間がゆっくり流れていて、その分自分のための時間をちゃんと取れる。思いきって異国の地でジムに通い始めたことがきっかけで、今では朝のヨガや夕方の有酸素運動が生活の一部に✨

駐在妻生活ってうまく使えば「人生のリセットボタン」みたいなものかもしれません。環境が変わったことでゼロから生活習慣を見直すチャンスをもらえたような気がします。

健康をより意識するようになったことは私の中で「駐妻になってよかった」と思える大きなことのひとつ。健康は資産なので見直すことができて本当に良かったです🌸

「これはきっといい経験になる」と思えるようになった

海外生活ってキラキラしたイメージを持たれがちだけど、実際は地味な孤独や小さな不便が積み重なる日々でもあります。

実は私も最初は「これも新しい経験になるはず」と、前向きな気持ちでフィリピン生活をスタートしました。知らない国に住むことへの期待、違う文化に触れることへのワクワク!

しかし、実際に生活が始まると想像以上に「違い」の壁は大きく心がついていかない日も増えていきました。

そんな積み重ねに心が擦り減っていくうちに「これって本当に良い経験になるの?」と疑うようになっていました。 友達が「頑張っていてすごい」などとと声をかけてくれても、「何も知らないのに」と思ってしまうほど落ち込んだこともありました。

自分でも自分の中にそんな気持ちがあることに驚いて、余計に苦しくなったりして。

“海外生活=キラキラ”というイメージとは裏腹に、実際は地味な不便や孤独との静かな戦い。

同じ経験をしている人が周りにいなかったので、そういう大変さや苦しさを言葉にするのも誰かに分かってもらうのもとても難しい日々でした。

けれど、何度も落ち込んで自分の中の小さな気持ちを受け止めながら過ごしていくうちに少しずつ視点が変わってきました。うまくいかないことがあった日もそれを夫や誰かと話せたときや、自分で乗り越えられたときに「あれ?私ちゃんと生きてる」って思える瞬間が増えてきたんです。

いつかこの経験が自分の強さや糧になる日が来るかもしれない。そう思えるようになった今、すぐに報われることがなくてもこの「今の私」を大事にしたいと心から思えるようになりました

人生を振り返ったときに「あのとき頑張ったな」って思える瞬間があるとしたら、きっとこのフィリピン生活もその一部になるんじゃないかと感じています✨

いい意味で「期待しすぎない自分」に変わった

振り返れば、私の中にはいつも日本の当たり前という基準がありました。フィリピンに来る前から「違う国なのだから違って当たり前」と分かっていたつもりでした。

しかし、実際に毎日のように違い直面するとつい日本の感覚で比べては「なんでこうなるの?」とイライラして悲しくなっていました。

夫にも「期待しなければイライラしないよ」って何度も言われてきたし、私自身ももう何も期待してないと思っていました。でも、それでもなお上回ってくる絶望的な現実があったんです。

「ここまでズレるの…?」って思うようなことが続いて、もう何も驚かないと思っていたはずなのに気付けばまた落ち込んでため息をついている自分がいました。

そのとき初めて気付いたんです。私は何も期待していないつもりだったけど、本当はさすがにこれくらいは…という小さな希望を心の奥に握りしめていたんだと。

そのことに気付いたとき、自分の中にある「こうあってほしい」という理想がどれだけ深く根を張っていたかを知りました。そしてその理想を手放したとき、ようやく本当の意味での期待しないという心の持ち方を少しずつ掴めるようになってきた気がします

当時の私は自分では何も期待していないと思っていたのに傷ついたりして、そこのギャップに余計に苦しくなっていたのかもしれません。

少しずつ掴めてきた本当の意味での期待しないという感覚は、全てを諦めることでも、無関心になることでもなくて。「違っても当然」「思い通りにいかなくても大丈夫」と、肩の力を抜いて受け止められる心の余白のようなものだと思います。

最初から完璧を求めずに、柔らかい心で構えていると想像以上にラク。許せることが増えるだけで、自分の心が穏やかになりました。

「なんでこうなの?」よりも「まぁいっか」って笑えるようになった今の自分は、たぶん日本で暮らしていた頃よりラクに生きられている気がします✨

色んな人がいるって、実感として知れた

日本にいると「こうあるべき」「普通はこうだよね」っていう型に気づかないうちにとらわれていた気がします。

でも、フィリピで暮らしてみると同じアジアの中でも本当に人の価値観って違うんだなと実感しました。

例えば時間の感覚ひとつとっても、フィリピンの方たちはとってもゆるい。だけどその代わり家族や人とのつながりをとても大事にしている。

日本のきっちりとはまた違う、優しさの形を知りました。さらにインターナショナルな環境の中で、いろんなバックグラウンドの人と接することで「正解ってひとつじゃない」っていうのを感覚として体験できたのも大きな収穫でした。

“違いを否定しないこと”

これって、頭でわかってるつもりでも、実感としてわかるのって本当に難しい。でも今の私は、前より少しだけ人をまるごと受け止められるようになった気がしています😊

インスタとブログで新しい自分に出会えた

フィリピンで暮らし始めてぽっかり空いた時間。

「その時間を使って何かできないかな」と思って始たのがInstagramとこのブログでした。

最初はただの日記のつもりだったけれど投稿を続けるうちに「こうやって感じたことを言葉にするの、好きかも」って思えるようになりました。

文章を考える時間は自分の心と向き合う時間でもあり、共感してくれる誰かと繋がれる場所でもあります。

反応をいただいたときや、DMで励ましをもらったとき「海外で孤独だけど、ひとりじゃないんだな」ってほっとする瞬間がありました。

自分をさらけ出すのは少し怖かったけれど、発信することで“何者でもない私”にも少しは価値があるって気付かせてもらえました。

まとめ

いかがでしたか?今回は駐在妻になって良かったこと10個を正直に書いてみました。

駐在妻としてフィリピンで暮らす中で「こんなにしんどいなんて知らなかった」と思う瞬間が正直たくさんありました。でも同じくらいや希望や気付きも確かにあったんです。

自分の時間ができて、夫婦の絆が育って、日本の当たり前が本当にありがたいことだと知って。見える世界が少しずつ広がって、価値観が柔らかくなって、どんなことも「これも経験だ」とやっと思えるようになってきました。

それはなんとなく漠然と“どこかへ行きたい”と思っていた頃の自分が一番欲しかった変化なのかもしれません。

今はこの生活は決してラクではないけれど、でも、誰にでもできるわけじゃない特別な体験だと思えています。

いつかこの日々が「宝物だった」と思えるようにしんどさの中にある“良かった”を、これからも拾い集めていきたい✨

そんなふうに思えるようになった今の自分を、私はちょっとだけ好きになれそうです😊

最後まで読んでいただきありがとうございました❤️

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