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【実録】韓国人との国際結婚、手続きはどうする?日本と韓国それぞれで必要な書類と流れ


こんにちは!韓国人の夫と国際結婚してフィリピンで駐在妻をしているkokoroです。この記事では韓国人夫と結婚して、私が実際に経験した韓国人との国際結婚の手続きについてまとめています。

私自身、語学力ゼロ・海外経験ゼロの状態からひとつひとつ調べて進めたので、何度も不安になったり手続きでつまずいたりしました💦

今回は日本と韓国それぞれで必要だった書類や婚姻届の流れ、翻訳のことなどを私の体験談を元に「実録」として詳しく紹介していきます。

これから韓国人との結婚を考えている方の参考になれば嬉しいです✨

この記事は私自身の体験を元に書いていますが、手続きの詳細や必要書類は時期や自治体によって異なる場合があります。最新の情報は必ず各自治体や大使館などの公式サイトでご確認ください


目次

日本での国際結婚手続き|日本人側に必要だったこと

日本人として準備した必要書類と婚姻届の流れ

まず日本側で婚姻届を提出する際に必要だった書類は、以下の通りでした。

  • 戸籍謄本(本籍地以外で提出する場合)
  • 婚姻届(日本語)
  • 韓国人夫のパスポートのコピー
  • 韓国人側の婚姻要件具備証明書とその日本語訳
  • 印鑑

私の場合、婚姻届は市役所で書き方を確認しながら記入しました。

日本人側での婚姻手続きにおけるよくある間違い・注意点

日本人側でよくる間違い・注意点は以下です💡

  • 証人欄の署名・押印を忘れて提出し、不備として返される
  • 韓国人配偶者の「婚姻要件具備証明書」の日本語訳に不備がある(抜け・誤訳)
  • 書類の発行日が古く、役所で「期限切れ」と判断されて受理されない
  • 提出予定の役所によって求められる書類が異なることに気づかず、準備不足になる
  • ネットの情報だけを参考にして、提出時に実際と異なり手続きに時間がかかる
  • 記入ミスや記載漏れに気づかず提出してしまう(名前の漢字やパスポート番号など)
  • 提出時に印鑑を持参し忘れる
  • 戸籍謄本が本籍地以外の市区町村に提出する場合に必要と知らなかった(本籍地での提出の場合は必要ない)
  • 婚姻届の記入方法に不安がありながら確認せずに提出してしまう

実際に私はこれらにはあてはまらなかったんですが、事前に区役所の戸籍課に必要書類や婚姻届けを出す当日の持ち物、所要時間など色々と細かく聞いたからだと思います。

もちろんホームページ見たり、情報を色々見ましたがよくわからなかったので実際に聞くことにしました。

韓国側で必要だった書類と手続きの流れ

韓国人夫が準備した証明書と翻訳について

韓国人夫が日本での婚姻届提出に合わせて準備したのは、以下のような書類でした。

  • 基本証明書(기본증명서)
  • 家族関係証明書(가족관계증명서)
  • 婚姻要件具備証明書(혼인요건 구비증명서)
  • 印鑑

これらの書類を取得して、日本語に翻訳したものを提出しなければなりません。

夫は各証明書は麻布十番にある韓国領事館で取得していました。

翻訳は夫自身日本語がペラペラなので、自分で韓国語から日本語に訳していましたが、もし日本語が不安な場合は行政書士や翻訳サービスを利用するのが確実かもしれません。

その翻訳するフォーマットは夫がパソコンで自分で作ってそれをコピーして持って行きましたが、無事に受理されたのでその方法でも大丈夫みたいです。

当時必要な書類を調べていたらライン等のやりとりのコピーも必要との情報を見たのですが、それに関しては何も言われなかったので必要ありませんでした💡

韓国人配偶者側での手続きにおけるよくある間違い・注意点

韓国人側でよくる間違い・注意点は以下です💡

  • 婚姻要件具備証明書の発行には「基本証明書」「家族関係証明書」など複数の書類が必要と知らず、準備が不足する
  • 書類を日本に持ち込む前に、韓国外務省のアポスティーユ認証が必要と知らなかった
  • 婚姻要件具備証明書の日本語訳が不完全(項目抜け・名前の表記ミスなど)
  • 書類をする際、署名や日付などの細かい部分まで翻訳が必要だと知らなかった
  • 在日韓国大使館・領事館で手続きしようとして、管轄エリアを間違えた
  • 日本での婚姻届提出後、韓国側の婚姻登録(報告)を忘れる/遅れる
  • 韓国への婚姻申告の際に、日本の婚姻受理証明書(または戸籍謄本)とその韓国語訳が必要と知らなかった
  • パスポートのコピーを用意し忘れた、または期限切れだった
  • 漢字名や英語名の表記の揺れがあって、書類で不一致になり再提出を求められる
  • 日本側で婚姻成立しても、韓国での登録をしないと韓国政府には「未婚」のまま扱われるため、後の手続き(ビザ・出生届など)に影響が出る
  • 書類の準備や翻訳・認証に予想以上に時間がかかるため、スケジュールに余裕が必要

夫は領事館の休館日を調べず、いつでもやっていると思って行ったら休みだったり、必要な証明書の種類が間違ったりで何度も領事館に行っていました😂(笑)

何度も行くのは本当に手間なのでしっかり確認して行かれる事をおすすめします💡


婚姻届提出から受理までの流れ|私たちの実録体験

それでは実際に私たちの婚姻届けの流れをお伝えしていきます。

婚姻届を提出した場所と当日の流れ

私たちは東京の区役所で婚姻届を提出しました。

必要書類をすべて持参し、役所の窓口で書類確認を受けた後、無事に受理されました。平日の午後に行きましたが2、3時間かかりました😂

とっても細かくチェックされるんですが、多少の記入間違いだったり、小さなミスは窓口の担当者と確認しながら記入を補完してくれるという感じでした。

私たちは入籍日にこだわりがなかったので書類がそろった時点で区役所に行きましたが、入籍日にこだわりがある方は計画的に行ったほうが良いと思いました。

重大な不備があるとその日に受理されないそうなので、少し面倒ですが提出前に事前確認や仮審査をチェックしてもらったり、午後ではなく午前中の早い時間に提出に行って、不備があっても午後に出直せるようにしたりするのが良いと思います🌸

でも実際に国際結婚ではないですが、友達や周りの方の経験談を聞くとやはり重大な不備は受理されないけど「預かり扱い」→後日不備を補完で受理になったケースや、私たちみたいに軽微な不備なら印鑑があれば修正可能なことがほとんどのようです。

印鑑を忘れてしまうと対応できないそうなので注意が必要です


婚姻後の国籍・戸籍・在留資格・名前の変更

婚姻後のあれこれ気になりますよね!一つずつ見ていきましょう✨

日本人妻+韓国人夫の場合、国籍はどうなるの?

結論から申し上げますと、婚姻しても国籍は自動的には変わらないです!

  • 韓国人夫は韓国国籍のまま
  • 日本人妻は日本国籍のまま

婚姻届けを出しただけでは、お互いの国籍はそのまま維持されます。

国際結婚=国籍変更ではありません。国際結婚は「国籍を変えること」ではなく「家族として法的に認められること」がメインです😊

なので国籍変更はまったく別の制度なので、希望があれば別途しっかり準備が必要になります。

国籍も変えたいと希望する方は一部デメリットがありますが、可能ではあります。国籍を変えたい場合はどうなるのか見ていきましょう。


日本人妻が「韓国籍」になるには?

日本人が韓国国籍を取得したい場合は、韓国への帰化申請が必要です。

韓国国籍への帰化条件(一部)

  • 韓国語能力
  • 韓国での一定期間の居住
  • 生活基盤(収入・居住地など)
  • 韓国政府への帰化申請と面接

ただし、日本は重国籍を原則認めていないので日本人が韓国に帰化すると、日本国籍は自動的に喪失することになります。日本は重国籍を禁止しているからです。

もし子供がいたらその子供はどうなるの?

日本側のルールは22歳までに国籍選択義務があります。

  • 日本では、二重国籍で生まれた子どもは22歳までに「どちらの国籍を選ぶか」を届け出なければならないとされています
  • 20歳を超えて二重国籍になった場合は、取得から2年以内に選択。
  • 形式的には、「日本国籍を選びます」という国籍選択届を出せばOK。

ただし「外国籍を捨てたことを証明せよ」とまでは求められないため、実際は外国籍もそのまま残っているケースもあるそうです。


韓国人夫が「日本国籍」になるには?

韓国人が日本国籍を取得するには、日本への帰化申請が必要です。

日本への帰化の主な条件

  • 原則5年以上の日本在住(就労ビザなどで)
  • 安定した収入・生活基盤
  • 日本語能力
  • 素行が良好(犯罪歴がないなど)
  • 韓国国籍の放棄(日本も重国籍を認めていない)
  • 両方の国籍を持てるが、22歳までに選択が必要(※日韓両国の制度による)

この手続きを経て、初めて日本国籍を取得できます。韓国人が日本国籍に帰化したら、韓国籍は離脱義務ですが自動では失効しないので別途離脱申請が必要です。

もし子供がいたらその子供はどうなるの?

韓国側のルールは生まれつきの重国籍は容認(実質放置)

  • 韓国では、2010年の法改正以降、生まれつきの重国籍(二重国籍)は特例で許されるようになった。
  • 特に、両親が国際結婚していたり、外国で生まれた子どもなどは、特に申請しなくても韓国籍を持ち続けられる
  • 日本で「日本国籍選択届」を出しても、韓国側で離脱手続きをしなければ韓国籍も残ったままになる

つまり、日本では国籍選択義務があるが、韓国では離脱しなくてもOKなので、実質的に二重国籍のまま大人になる人も多いということです。

戸籍の反映と苗字の変化

婚姻届が受理されてから戸籍謄本に私たち夫婦の名前が反映されるのは一カ月半~二カ月かかると言われびっくりしました😲国際結婚でなければ数日だと思います!

また、国際結婚の場合は苗字を夫婦で揃える決まりはないみたいで、夫婦で自由に選べます。日本人同士では結婚する際にどちらかの姓に統一する必要があります。

ただし、日本人同士でないならこのルールは適用されないので、私は苗字を変えるのは面倒だと思って夫婦別姓にしました😊

日本と韓国の姓のルールの違い

日本と韓国では姓のルールが違うので少しでもわかりやすいように表にまとめてみました。

項目日本韓国
結婚後の姓日本人同士の場合は同姓が原則(夫または妻の姓)夫婦別姓が原則(姓を変えない)
国際結婚時の姓日本人配偶者は姓を変えても変えなくてもOK韓国人配偶者は基本的に姓を変更しない
子どもの姓親が選択(戸籍で決める)通常、父親(夫)の姓になる

もし結婚後に姓を変えたくなったら?

私は苗字を変えずに旧姓のままにしましたが、もし希望があればどちらかの苗字に揃えることもできますし、後から「氏の変更届」を出すこともできるそうです🌸

もし結婚後姓を変えたくなった場合は以下の通りです。

タイミング方法
婚姻後6ヶ月以内市役所で「氏の変更届」を提出すれば変更可能(家庭裁判所の許可不要)
6ヶ月を過ぎた後家庭裁判所の許可が必要(理由の説明などあり)

配偶者ビザの取得と在留資格の手続き(該当する場合)

外国人パートナーと日本で一緒に住むには、「配偶者ビザ(在留資格:日本人の配偶者等)」を取得する必要があります。でも実際にはどんな手続きが必要なのか、こちらもわかりやすいように表にまとめてみました。

内容説明
対象日本人と結婚した外国籍の配偶者
日本での生活予定長期的に日本に住む場合はビザが必要
申請の流れ①在留資格認定証明書の申請②証明書をもとに日本のビザを申請
提出先出入国在留管理庁(元:入国管理局)
難しさ初めてだと複雑に感じることもあるので、必要に応じて専門家に相談を

私たちは、日本で一緒に暮らす予定がなかったため、配偶者ビザの申請は行いませんでした。夫はすでにフィリピンで駐在中で、当面は日本に長期滞在する予定がなかったからです。

ただ、もし将来的に日本で一緒に暮らすことになった場合は、配偶者ビザの取得が必要になると思います。

配偶者ビザの申請は必要書類も多く手続きもやや複雑です💦

「自分たちだけでできるか不安」「確実に通したい」という方は、行政書士やビザ申請サポートの専門業者に相談するのがおすすめだと思います。


永住権はどうなるの?

色々と見てきましたが、最後は永住権についても気になるところですよね。

韓国人夫が「日本の永住権」を取得するには?

基本の流れは以下です。

  1. 日本人と結婚後、「日本人の配偶者等」ビザを取得
  2. 日本に住みながら、原則1年以上経過+安定した生活・素行良好・納税実績あり
  3. 永住権(永住者)の申請が可能

必要条件の一例(2025年時点)

  • 日本人の配偶者は婚姻期間三年以上で、日本国内での居住が1年以上。海外での結婚期間もカウントされるが実態が必要。
  • 年収が一定額以上(目安:約300万円以上)
  • 税金・年金・健康保険をきちんと支払っている
  • 犯罪歴がなく素行が良い
  • 配偶者として実態のある結婚生活を送っている

もし永住権を取れば

  • ビザの更新が不要になる(無期限)
  • 仕事や居住の制限がなくなる
  • 婚姻解消後(離婚など)でも在留資格が失われない

日本人妻が「韓国の永住権」を取得するには?

韓国人と結婚しても、韓国で永住するには在留資格が必要です。

  1. 韓国に入国 → 「結婚移民ビザ(F-6)」を取得
  2. 韓国で数年間継続して居住(通常は2年以上)
  3. 条件を満たせば「永住権(F-5)」申請が可能

韓国永住権(F-5)の主な取得条件(F-6結婚移民ビザ保持者の場合)2025時点

  • 韓国にF-6結婚移民ビザで満2年以上継続居住
  • 韓国語能力試験(TOPIK)3級以上や、KIIP社会統合プログラム修了
  • 安定した収入・納税実績・居住地・犯罪歴の有無など
  • 社会統合プログラム(KIIP)修了でも可能
  • 配偶者との継続的な婚姻関係

永住権を取れば

  • ビザ更新不要(無期限)
  • 就労や不動産購入、教育などの制限が緩和される
  • 離婚しても韓国に住み続けることが可能になる(条件あり) 

実際に国際結婚の手続きをして感じたこと

国際結婚の手続きは、正直なところ想像以上に大変でした🥲

書類の名前すら聞いたことがないものばかりで、翻訳、取り寄せ、確認、またやり直し……。

それでも一つ一つ調べて、間違えながらも前に進んだことで、ちゃんと手を取り合って進めば、国が違っても結婚できるんだと心から思えました。

個人的に印象に残っていることと言えばこんなに短期間の間区役所来ることは、人生でそうないだろうと思うくらい通ったことです🤣

この婚姻届け出す時期がちょうど退職した時期と近かったのと、海外転出届けも出すために準備したりしてたので保険や税金関係など諸々の手続きが全部重なったので役所の人の顔ほとんど覚えちゃいました(笑)

近くの飲食店でお見かけしたりもして「○○課のあの方だ!」一方的に気付いたことも🤣🤣

今ではいい思い出!!

文化も言語も違う相手と一緒に悩んで笑って同じ未来を選ぶために頑張った時間は、ただの手続きじゃなくて結婚生活の最初の試練であり、絆が深まるきっかけだったと思っています。

今思い出してみても全部本当に本当に良い思い出になりました💕


まとめ|語学力ゼロでも国際結婚はできる!手続きを乗り越えて感じたこと

いかかでしたか?今回の記事では、韓国人との国際結婚に必要だった手続きや書類の流れについて、私自身の体験談を元にご紹介しました✨

最初は「こんなにたくさんの書類を揃えられるの?」「私にできるのかな?」と不安でいっぱいでした。

でも、何もわからないところからでも一つずつ調べて動けばちゃんと道は開けます。

相手の国のルール、自分の国のルール、その両方を理解していく過程は大変だけど、国際結婚するってこういうことかもしれないと思えたとっても大きな経験でした。

言葉に自信がなくても大丈夫。語学に自信がない方でも、事前に調べて準備すればちゃんとできます!

この記事が少しでもこれから国際結婚をする方の助けになれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました✨

今回は手続きについてご紹介しましたが、他にも国際結婚についてや、駐在妻のリアルに関する記事も書いています!良かったらこちらも是非読んでみてください👇

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